やまがっこう
お店の数だけつるし雛アートギャラリーがある!!!
 飯野つるし雛まつり
福島市飯野町 平成24年2月26日   
 
今年も飯野町でつるし雛まつりが行われています。2月26日の日曜日に行って来ました。前日の土曜日は福島市内にも大雪が降り、この日も風が冷たく寒い一日でしたが、大勢の人がつるし雛まつりを見ようと飯野町の商店街を歩いていました。福島市役所飯野支所に車を駐めて歩き出したら、支所の隣の建物に飯舘村役場飯野出張所の看板が掲げられていました。そうなのです、原発事故による原子力災害で全村避難となった飯舘村は、飯野支所に役場機能を移転していました。飯舘村役場飯野出張所の看板を見ると、出口の見えない現実の厳しさを改めて感じました。今年のつるし雛まつりには飯舘村も参加しており、地元産品の販売ブースを出店しています。つるし雛作りに飯舘村の方も参加されたことと思います。

原子力災害で出口の見えない不安を引きずったままではありますが、そんな気持ちを吹き飛ばすかのように見事なつるし雛が商店街や飯野学習センターに飾られています。商店街は車両通行止めで、安心してのんびりと歩くことができます。焼きそば、うどん、ラーメンなどのB級グルメも楽しめます。飲食ブースでは呼び込みの声がひびき、活気あふれる飯野商店街の雰囲気に、心安らぐなにかを感じました。

とにかく、今年も飯野つるし雛まつりが開催された。つるし雛まつりを見ることができた。それだけで嬉しくなりました。
つるし雛まつり会場となった商店街の風景
       
       
       
       
最初に、飯野学習センターに入ってみました。広い和室にたくさんのつるし雛が飾られていました。つるし雛だけでなく、様々な創作雛人形も並んでいます。セルフでお茶が飲めるサービスも、寒い日には嬉しいです。飯野学習センターを出て、商店街に入りました。ピンク地の「つるし雛まつり」のフラッグが随所に下げられ、普段は静かな通りも、つるし雛を見るために駆けつけた人たちで賑わっています。昨年と変わらない雰囲気に安心いたしました。昔は造り酒屋さんだったのでしょうか?土蔵造りの家も地震で大きな被害を受けたようには感じませんでした。お昼にラーメンを食べた屋台のご主人に話しを聞いたら、飯野町は地盤が固いので、地震の被害はそれほどでもなかったようです。店の軒先で暖かい食べものを販売するブースも目立ちます。そして飯舘村でも出店していました。避難先で頑張っておられる姿に応援したくなりました。去年と同じく民話茶屋も開かれていました。商店では、それぞれの店の個性と持ち味を生かしたつるし雛かざりがなされていて、それぞれに楽しめます。じっくりと眺めて歩いたら、ゆうに一日はかかります。雛飾りだけでなく、グルメも楽しめますので、つるし雛まつりファンにはたまらない一日となることでしょう。
 
 飯野学習センター大広間に飾られていたつるし雛
 以下のそれぞれの写真をクリックすると、960ピクセルのスペシャル画像がご覧いただけます。
   
   
   
   
飯野学習センター大広間は和室です。畳敷きの広い部屋の北側と西側の壁、南側の障子に沿って数多くのつるし雛や創作雛、段飾り雛などが飾られています。そのボリュームは素晴らしく、ひとつひとつゆっくり眺めていると、ここだけで半日過ごせます。カメラ持参の方がほとんどでしたが、どのつるし雛をどのように撮影しようか考えあぐねていると一日かかりそうですね。僕は昨年も2回ほど来ているので、撮影する順序を決めて、好みの雛人形を撮りましたが、素晴らしい作品が多く、ひとつひとつディテールまで撮っていてはきりがないので、代表的な作品を選んで撮りました。

とにかく飯野町の皆さんの力作揃いには感動します。須賀川市立博物館や山形県の寒河江市で見てきた文化財クラスの雛飾りも素晴らしいけど、皆さんが力を合わせての手作り雛飾りも素晴らしいです。今の時代にマッチした雛まつりと思いました。可愛らしい赤ちゃん雛や手毬雛などが数多く吊り下げられている様子は、その素晴らしさは写真だけではわかりません。実際に足を運んでご覧いただくことをお奨めします。
 
それぞれの商店に飾られていたつるし雛
以下のそれぞれの写真をクリックすると、960ピクセルのスペシャル画像がご覧いただけます。 
   
   
   
   
   
   
   
商店街のそれぞれのお店では、その店ならではの個性的なつるし雛かざりが工夫されていました。和装小物の店、金物雑貨の店、電器の店、ジュエリーショップ、薬の店、人形の店、書店、食料品店、旅館、喫茶店、民話茶屋、それぞれの店の雰囲気に合わせた雛かざり。その店の個性を上手に表現しながら、つるし雛かざりの魅力を発揮していましたよ。

「こんにちわ〜」と声をかけてお店に入ると、「いらっしゃい〜」と歓迎していただけます。何を買うわけでもなく、その店の売り場に所狭しと飾られたつるし雛の数々を眺めさせていただきます。つるし雛だけでなく、段飾り雛や創作雛も多く飾られ、見た目にも可愛らしい雛が随所に並べ置かれていました。

それぞれの店にあわせて、様々な会話が楽しめるのも魅力的です。店先のつるし雛を眺めて、お店の人とお話しして、写真を撮って、セルフのお茶や珈琲をいただいて、楽しくくつろけける空間が飯野町商店街にはありました。

お店の数だけ、つるし雛のギャラリーがある。

なんて素晴らしいアートな街並みなのでしょう♪♪♪

それが飯野つるし雛まつりの魅力です。
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