平成24年4月26日
 夜桜のライトアップ
あづま総合運動公園と慈徳寺の夜桜 平成24年4月25日撮影
 
 あづま総合運動公園の夜桜ライトアップ
 たしか昨年は東日本大震災の影響であづま総合運動公園の夜桜ライトアップは中止されたと思う。あづま総合体育館が避難所となって、多くの避難の方を受け入れていたからだ。震災から一年を過ぎた今年、夜桜のライトアップが再開された。この間の日曜日はまだ蕾だったソメイヨシノも、ここのところの暖かさで一気に花開いた。夜空に輝く桜の花、公園には多くの若いカップルも夜桜見物に来ていて、ライトアップされた輝きを見ていると、春の歌垣 をイメージした。歌垣は万葉集にも歌われ飛鳥の世のいにしえから伝わる求愛の儀式。常陸国風土記にも筑波山の歌垣が記されている。このような花盛りの夜に篝火を焚き歌をかけ合い酒宴も華やいだことだろう。花宵に結ばれる愛、宴のあとに交わされるえをとめ(愛しい乙女)とえをとこ(愛しい若者)の契り、あたたかく萌える宵に愛の香りを感じた。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 慈徳寺の種まき桜ライトアップ
古刹である慈徳寺は伊達氏ゆかりの寺。古くから佐原の人々たちに親しまれてきた種まき桜がライトアップされる宵には多くの人が集まる。本堂前の焼香台にて線香を手向け、礼拝してから枝垂れ桜を愛でる。仏縁により昨年逝去した母の遺骨を安置していただいている寺。エドヒガンの老木を眺めていると遠く十万劫の彼岸から衆生の救済に来られた阿弥陀如来の来迎を念じてしまう。今年は開花が遅く、この間の日曜日は蕾のままだったが、ようやく咲き始めた。