平成24年 4月10日 
ニッコウネコノメそれともヨゴレネコノメ???
Chrysosplenium macrostemon var. shiobarense or Chrysosplenium macrostemon var. atrandrum??? 
 

昨日の夜、クリさんにお電話したら、お元気そうな声だったので安心しました。というのも、一昨日参加した高山の原生林を守る会の鹿狼山観察会にクリさんも参加されていて、その折りにお話ししたら、一時期過労で体調を崩されたと聞いたもので、五時間超におよんだハードな観察会の疲れが出ておられないか心配だったからです。

そのお電話の際にクリさんから、観察会で確認したヨゴレネコノメについてニッコウネコノメの可能性も一応考える必要があることをうかがいました。そして、そのお話しを聞いて、とても懐かしく感じました。というのも、平成18年4月30日に開催された高山の原生林を守る会の水原川・笹森山観察会の時も話題になったからです。この観察会の下見を僕が担当して、4月上旬に会員のSさんと一緒に水原川上流部の支流である藤入川沿いを歩いた時にヨゴレネコノメらしきネコノメソウを見つけて話題にしたことがありました。たしかこの時もニッコウネコノメかヨゴレネコノメか話題となった記憶があります。あの時はたしかヨゴレネコノメで決着したと覚えています。

一昨日の鹿狼山観察会の時、代表のSさんに、以前の観察会で水原川流域にヨゴレネコノメを確認したことを話したら、Sさんも覚えていました。

クリさんからお話しをうかがったので、さっそく花ママさんと花パパさんが公開されているサイトのなかの「花ママと花パパの野の花・山の花画像掲示板」を開いたら、ヨゴレネコノメとニッコウネコノメのことが話題になっていました。以下のアドレスをクリックしてご覧ください。

http://bbs8.as.wakwak.ne.jp/bbs.cgi?id=10465

僕も気になって調べましたが、ニッコウネコノメは萼裂片が平開し、ヨゴレネコノメは萼裂片が直立または斜開するらしいです。でも実際にフィールドで観察していると、迷ってしまう事の方が多いですね。実際問題、これだけ話題になると、どれがニッコウネコノメでどれがヨゴレネコノメなのか自信を持って言うことはできません。

それで、僕が今まで撮影して来たヨゴレネコノメ?ニッコウネコノメ?という写真をここにリリースして判断を仰ぎたいと思います。

 
 平成17年4月10日 楢葉町木戸川渓谷にて撮影
木戸川渓谷の大瀧神社近くで撮影したこの個体は、最初、間違いなくヨゴレネコノメと思っていました。というのも、その頃はニッコウネコノメという種類の存在を知らなかったからです。
 
 
 
 
 
 
 
 平成18年4月9日 福島市水原、水原川支流藤入川 の上流部にて撮影
高山の原生林を守る会水原川・笹森山観察会の下見の時に、会員のSさんと共に見つけました。このとき僕は福島の水原川上流にヨゴレネコノメソウに似た個体があることを初めて知りました。この日このあと、会の幹事のOさん宅に集まって会報発送準備の作業を行ったのですが、そこには現代表のSさんもおられ、その作業をしながらネコノメソウ属の話をした記憶があります。 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 平成18年4月23日 楢葉町木戸川渓谷にて撮影
翌年、同じ木戸川渓谷で、前年に撮影した場所の近くで、良好な群落を見つけました。 改めて写真を観察すると、萼裂片が斜開〜平開しており、もしかするとニッコウネコノメなのかもしれません。
 
 
平成18年4月30日 福島市水原、水原川支流藤入川 の上流部にて撮影
これが福島市の水原地区山中で確認した個体で、 クマガイソウの里の近くに繁茂していました。高山の原生林を守る会の水原川・笹森山観察会の時に皆さんで確認いたしました。この日この個体をヨゴレネコノメとして認識しました。この個体を観察したメンバーが、今回、一昨日の4月8日に新地町の鹿狼山で開催された観察会で鹿狼山麓に見つけたネコノメソウ属の個体を見て、やはりヨゴレネコノメソウと認識したのです。萼裂片は直立〜斜開しているようですが、どうでしょうか。当時はヨゴレネコノメと考えていました。
 
 
 
 平成21年4月3日 いわき市大久川渓谷にて撮影
暖かいいわき市の渓谷では花期が終わりに近づいていました。しかし萼裂片は直立〜斜開で、平開は認められません。これはヨゴレネコノメなのでしょうか?それともまったく別な種類?
 
 
 
 
 
 
 平成21年4月10日 楢葉町井出川渓谷にて撮影
井出川渓谷で確認したこの個体。難しいですね。何でしょう?萼裂片の特徴からするとヨゴレネコノメみたいだし???
 
 
 
 
 
 平成24年4月8日 新地町鹿狼山麓の渓谷で撮影
これが一昨日、高山の原生林を守る会の鹿狼山観察会で皆さんで確認した個体です。あの時は確実にヨゴレネコノメと思っていました。これから花開いて萼裂片がどのような開き方をするのか?一見したところ、福島市水原の藤入川の上流部で確認した個体と似ているような感じがしますが、どうでしょうか? 
 
なかなか難しいものですね。 実を言うと、昨年の10月に原発事故避難関連死という形で母親を亡くしてからというもの、植物の研究とかには全く身が入らず、山歩きは続けていたものの、植物のこまかな種類の調べ方などは全くやっていませんでした。とてもではないけどそのような気持ちになれませんでした。福島県植物研究会の会誌の編集を任されていたものの、身がはいらず、先生方には大変ご迷惑をかけてしまいました。でも、冬が去り春が来て山野の花々が咲き始め、ようやく植物の事を少しは考えられる心のゆとりが出来てきたような感じです。やはり今回の震災・原発事故から受けた心のダメージは僕自身が考えていたよりも大きかったみたいです。これからは少しずつ植物の事も調べ始めようかと思っています。
 
 
 
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